@article{oai:lib.sugiyama-u.repo.nii.ac.jp:00003585, author = {乙部, 由子}, issue = {1}, journal = {椙山女学園大学教育学部紀要, Journal of the School of Education}, month = {Mar}, note = {「女性活躍推進法」の施行(2016年)以降,社会全体で,女性の活躍を後押しする社会的機運があるものの,現実には,みえない壁が乱立している。そういった社会状況に対して,追い打ちをかけるように,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止措置のために,対人接触機会の減少を求められた。経済活動を継続するには,IT環境の整備が必須である。コロナ禍の状況が後押しする形で,2021年9月には,「デジタル庁」が開庁した。コロナ禍においては,経済活動が制限されるなか,業績をあげる企業の業種に「情報通信業」があり,理系の知識が必要な仕事も多い。そのため,リケジョとよばれる女性が近年,もてはやされ,女子学生に理系進学を支援する取組が多くなされている。理系に進学した女性たちは,どのような家庭環境であったのか。家庭環境といっても,人の生涯にわたり,あらゆる意味で大きな影響を与える,生まれながらの家族(定位家族)における状況を理系学部に進学した女性18名から聞き取り調査した。その結果,子ども,特に娘に理系進学を選択させる要因として,次の3点が明らかになった。①幼少期から男性親族(父,祖父,叔父等)の影響が大きく,特に父親の影響が大きい。②母親が理系出身だと,子どもが理系に進学する確率が高いため,今後,理系出身の母親が増えると理系に進学する女性は増加する。③文部科学省,内閣府は女子中高生が理系に進学するための取組に対して,それを実施する機関に対して補助金を交付している。だが,今後の社会の変化,それはグローバルレベルでみてもそうであるが,理系を最終的な進路選択にするならば,理工系への進学が少ないため,進学者に給付型の奨学金を出す等の工夫をすると,進学者が増加すると考える。}, pages = {113--121}, title = {リケジョと父親}, volume = {16}, year = {2023}, yomi = {オトベ, ユウコ} }