@article{oai:lib.sugiyama-u.repo.nii.ac.jp:00003558, author = {坂本, 德弥 and SAKAMOTO, Tokuya}, issue = {54}, journal = {椙山女学園大学研究論集 : 人文科学篇・社会科学篇・自然科学篇, Journal of Sugiyama Jogakuen University. Humanities, Social sciences, Natural sciences}, month = {Mar}, note = {小中学校において1人1台のタブレット端末を活用した授業が本格化し,大学の教職課 程でも2022年度から「教育の方法と技術」の授業のICT 活用部分を分離させて「情報通 信技術を活用した教育の理論及び方法」という授業として実施することや,各教科の指導 法の授業において「デジタル教科書」 を活用した授業方法について扱うことが求められて いる(学校教育法の一部改正,平成30年,教職課程コアカリキュラムの改訂,令和3 年)1)。  また,文部科学省の「令和3年度全国学力・学習状況調査の結果」(2021年8月31日公 表)によれば,児童生徒質問紙において,前年度までに受けた授業で,コンピュータなど のICT 機器を,ほぼ毎日使用していたのは,小学校11.4%,中学校7.9%であり,あまり 使用されていないということがわかる。「ほぼ毎日」と「週1回以上」を合わせても,コ ンピュータなどのICT 機器を使用していたのは,小学校40.4%,中学校34.4%である2)。 小中学校において,児童生徒1人1台端末が普及している現在3),コンピュータなどの ICT 機器を,ほぼ毎日使用するのが当然であり,週に1回も使用していない児童生徒が約 60%もいるということは大きな問題である。せっかく,便利なタブレット端末が児童生徒 に与えられているのに,もったいない話である。  ICT 機器の使用が進んでいない理由を探るためのヒントとして,文部科学省による「自 治体におけるGIGA スクール構想に関連する課題アンケート(令和3年5月現在)があ る。全国の都道府県及び市町村を対象に,現時点での課題についてアンケートを実施した ところ,義務教育段階においては,「学校の学習指導での活用」(39.8%),「教員のICT 活 用指導力」(35.8%)が上位にあげられている4)。すなわち,学習指導における1人1台端 末の活用方法と,教員のICT 活用指導力が不足していることが課題である。 また,坂本(2021)は,1人1台のタブレット端末を使った授業の仕方の課題として, 模擬授業演習を履修した大学生に,授業改善のための5つの観点(①学習意欲喚起はでき たか,②めあては明確か,③活動はあったか,④板書は適切か,⑤机間指導はできたか) について自己評価させた結果,「板書は適切か」の項目が他の項目よりも5%水準で有意 に低いことを明らかにしている。すなわち,電子黒板への板書の仕方や,デジタルノート への記入の仕方について,小中高等学校において,今までほとんど使ったことがないの で,学生が新しく体系的に学ぶことができるようにすることが必要であると述べている5)。  そこで,本研究では,模擬授業演習の授業を通して,電子黒板への板書の仕方やデジタ ルノートへの記入の仕方についての授業ビデオを制作し,授業ビデオを視聴させること で,電子黒板への板書の仕方や,デジタルノートへの記入の仕方について学生に修得させ ていくことを目的とする。}, pages = {187--199}, title = {電子黒板による板書とタブレット端末によるデジタルノートの書き方の指導}, year = {2023}, yomi = {サカモト, トクヤ} }