@article{oai:lib.sugiyama-u.repo.nii.ac.jp:00003482, author = {山田, 真紀}, issue = {1}, journal = {椙山女学園大学教育学部紀要, Journal of the School of Education, Sugiyama Jogakuen University}, month = {Mar}, note = {近年,大都市圏では教員の安定的供給において危機的な状況が進行している。本稿では,教員のリクルートの在り方が22年前と現在でどのように変化したか,それが職場の人間関係や働き方に何らかの影響を与えているのかを明らかにするため,以下の4つの仮説を検証し,以下の知見を得た。第一の仮説「出身地にある国立養成大学に進学して,その地で教員になるというパターンは近年,減少している」については,小学校教諭でその傾 向がみられるものの,7割以上が地元で就職しており,教職は依然として地元志向の強い職業であること。第二の仮説「採用枠が縮小された地方都市から,採用枠が拡大して採用倍率の低下した大都市に教員が移動するパターンが,近年,増加している」については,そのような傾向はみられない。第三の仮説「国公立養成大学の縮小政策により,国立養成大学出身者よりも私立の養成大学やその他の大学の出身者が増加し,出身大学が多様化している」については,小学校でそのような傾向が顕著で,20年前に比べて大学院卒の割合も増加している。第四の仮説「教員の出身大学の多様化が職場の人間関係や働き方に影響を与えている」については,「以前は国公立の教員養成大学出身者が学校経営の中心にいたが,近年はその傾向が弱まっている」という傾向はみられないが,20年前に比べて大学院卒の教員が学校経営の中心となる傾向を見いだすことができた。最後に同一県内における教員の移動パターンも重要な研究テーマとなることを指摘した。}, pages = {221--232}, title = {教師のリクルートと移動パターン:地域的多様性と20年間の経年変化に注目して}, volume = {15}, year = {2022}, yomi = {ヤマダ, マキ} }