@article{oai:lib.sugiyama-u.repo.nii.ac.jp:00003437, author = {坂, 恒彦 and 堀口, 久子 and 池俣, 志帆 and 中島, 奈緒子 and 川畑, 美果 and 生田, 美智子 and 宇佐美, 久枝 and 粥川, 早苗}, journal = {椙山女学園大学看護学研究, Nursing research of Sugiyama Jogakuen University}, month = {Mar}, note = {要 旨 【目的】慢性期成人老年看護学実習での実習病院毎の技術経験の特徴を比較し,慢性期成人老年看護学実習の学生指導への充実に向けた基礎資料とすることである. 【方法】A大学看護学部6名の病院実習記録の一部である「成人老年看護学実習技術経験録」 のデータを基に,分析した. 【結果】快適な療養環境の調整や,バイタルサイン測定を含む症状の観察,感染予防技術は,病院の特徴によらず,実施率が高いことが明らかとなった.一方,「自然な排尿を促すための援助」では,C病院で30%~ 70%未満と他の病院と比べて高く,また「患者のおむつ交換」では,C病院で70%以上であったが,B病院やD病院では30%~ 70%未満,「失禁をしている患者のケア」においても,C病院では30%~ 70%未満と他院より高く,C病院では排泄援助を要する患者が多く,学生が技術経験の実施率が高いことがわかった.また,活動・休息の援助では,C病院とD病院,特にD病院にて援助を要することがわかり,技術経験の実施率が高かった.これは,清潔援助項目のうち清拭,洗髪などにおいても同様の傾向があり,B病院と比較して,C病院やD病院での清潔援助を要する患者が多く,実施率が高かったと考えられる.加えて,「患者の褥瘡発生の危険のアセスメント」がB病院,C病院では30%~ 70%未満,D病院では70%以上であったこと,また「患者の機能や行動特性に合わせた転倒・転落・外傷予防」では,B病院とC病院で30%~ 70%未満,D病院で70%以上であったため,D病院の患者では,B病院やC病院に比べて,臥床している患者が多かったものと推測される.これらのことから,B病院はC病院や,D病院と比べると日常生活自立度が高い患者を受け持ち,「患者の疾患に応じた食事内容の指導」や,「患者の個別性を反映した食生活の改善の計画」,また「教育計画書の作成」等が他院より実施率がやや高いことがわかった. 【結論】慢性期成人老年看護学実習において,病院毎で排泄援助技術や活動・休息援助技術,清潔援助技術等の日常生活援助技術経験の実施率が異なる特徴があることが明らかとなった.一方で,病床環境調整や症状観察,感染予防技術等は受け持ち患者や病院毎での影響を受けにくい援助項目であり,いずれの病院においても実施率が高かった.}, pages = {39--46}, title = {慢性期成人老年看護学実習における技術経験の特徴:実習病院毎での比較}, volume = {14}, year = {2022}, yomi = {バン, ツネヒコ and ホリグチ, ヒサコ and ナカシマ, ナオコ and カワバタ, ミカ and イクタ, ミチコ and ウサミ, ヒサエ and カユカワ, サナエ} }