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特別養護老人ホームにおける人材育成の現状と課題 : OJT指導者へのインタビューを通して
https://doi.org/10.20557/00003498
https://doi.org/10.20557/00003498f090528f-dc3b-4088-b7fb-c7543b9615c8
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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S05_son.pdf (454.4 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_02(1) | |||||
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公開日 | 2023-05-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 特別養護老人ホームにおける人材育成の現状と課題 : OJT指導者へのインタビューを通して | |||||
タイトル | ||||||
言語 | en | |||||
タイトル | Current Status and Issues of Human Resource Development for Care Workers in Elderly Nursing Care Facilities : Through an Interview Survey with Leaders of On-the-Job Training | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.20557/00003498 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
孫, 希叔
× 孫, 希叔× SON, heesook |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 高齢化率の上昇に伴い,介護保険のサービス利用者が増える一方で,特別養護老人ホー ム(以下,特養)をはじめとする多くの介護事業所は,サービス提供を担う介護人材の不 足という深刻な問題に直面している。実際に, 介護労働安定センターが公表した「令和2 年度介護労働実態調査」(2020)をみると,介護事業所全体での人材の不足感は60.8%と 高い水準となっている。さらにこれを職種別にみると,介護職員と訪問介護員が不足して いると答えた事業所はそれぞれ7割と8割に上っており,介護職員の確保・定着がいっそ う期待されていることがわかる。 このような状況を打開すべく,介護人材を確保するための対策が推し進められ,昨今の 介護現場は,従来からの低賃金や離職率の高さ等とは異なる新たな様相を見せている。そ れは,多様な教育歴や職歴をもった人たちが登場したことであり,いわば,介護を担う 「人材の多様化」が進んでいることである。これについて,瀧本(2016)は,今後は介護 の形態も変わり,介護にかかわる人材もさらに多様化するのだろうと予測している。 このような状況について,北垣(2014)は「多様な人材」を受け入れていくという政策 誘導により,福祉分野以外からの従事者及び高齢者などの多様な人材が介護現場に就労し てきているが,実態として新規学卒採用者が少なく,介護経験のない中高年や福祉関係以 外を卒業した新規学卒採用者が増えており,これまで以上に人材を育成するのに労力や時 間がかかっていると指摘している。さらに,中井(2015)は,介護サービス事業所におけ る人材確保は,未熟練の労働者に依存しているため,サービスの質の確保が困難であり, 事業所の人材育成の負担が重くかかるなど,極めて脆弱な構造であると指摘している。こ れらの指摘からは,介護分野の裾野を広げることで介護人材が次第に増加していくだろう という楽観的予想は残念ながら裏切られ,同様に質の高い介護サービスを利用することが できるかどうかも怪しくなっている現状が見受けられる。 すると,介護サービスへの需要が増大する中,人材不足を強く感じている介護事業所に おいては,人材育成を行いながら,いかに質の高いケアを提供していくのかが大きな課題 となっているのかが浮き彫りにされる。たとえ厳しい経営状況の中であっても,雇用環境 の改善等を通じて人材不足を解決するための努力と同時に,入職した人材が介護の仕事に 魅力を感じながら働けるよう,人材育成の充実を図っていかなければならない。 これまで介護現場における人材育成の方法の一つとして,On-The-Job Training(職場内 訓練,以下,OJT)が注目されてきた。OJT とは,「上司や先輩が,部下や後輩(個人及 び集団)に対して行うもの」であること,「日常業務のなかで行う職務を通じての育成方 法・業務に必要な態度・価値観,知識・情報,技術・技能など職員の育成に必要な点を整 理し,整理された事項の指導,教育や援助を行う活動」であること,「これらの活動を意 図的,計画的,組織的に行うもの」であること,そして「最終目標は,職員の自己啓発の もとに成長や自立を目指すもの・職員の意欲を引出し,自主性や主体性を発揮できるよう 方向付けするもの」とされている(宮崎2005)。すなわち,OJT を用いた人材育成とは, 「できない」「わからない」状態の職員のスキルを,ある一定程度のレベルにまで引き上げ ることで,チームメンバーとしての力をつけていく,いわば組織力向上の人材育成手法と いえる。 しかしながら,先述した現状を鑑みれば,OJT に必要な時間が十分にとれない可能性が 極めて高 い。そればかりか,OJT で得た知識やスキルを実践で生かせるかどうかは,職員 個人の熱意と力量に委ねられ,介護専門職としての質の向上,さらには質の高いサービス 提供への不安感さえ否めない。言うまでもないが,これにOJT 指導者の指導方法や質が 影響することは想像にかたくない。そこで本研究では,OJT を担っている指導者に焦点を 当て,特養における人材育成の現状と課題を分析し,OJT の定着に向けての検討を行う。 |
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書誌情報 |
椙山女学園大学研究論集 : 人文科学篇・社会科学篇・自然科学篇 en : Journal of Sugiyama Jogakuen University. Humanities, Social sciences, Natural sciences 号 54, p. 53-67, 発行日 2023-03-31 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 椙山女学園大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 24369632 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA12013570 |