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  1. 010 学術論文
  2. 椙山女学園大学研究論集(CD-ROM版)
  3. 54号
  4. 社会科学篇

ステップファミリーに対するソーシャルワーク実践にむけた支援ツールの展開構想 : ストレングス-レジリエンスモデルに焦点化して

https://doi.org/10.20557/00003497
https://doi.org/10.20557/00003497
deb5de46-e02a-4b36-99bf-242cf460ede7
名前 / ファイル ライセンス アクション
S04_koezumi.pdf S04_koezumi.pdf (769.8 kB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_02(1)
公開日 2023-05-18
タイトル
タイトル ステップファミリーに対するソーシャルワーク実践にむけた支援ツールの展開構想 : ストレングス-レジリエンスモデルに焦点化して
タイトル
タイトル Social Work Practice of the Life Enhancing Tools for the Stepfamilies : Focusing on Practice Model of Strength-Resilience
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.20557/00003497
ID登録タイプ JaLC
著者 小榮住, まゆ子

× 小榮住, まゆ子

小榮住, まゆ子

ja-Kana コエズミ, マユコ

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KOEZUMI, Mayuko

× KOEZUMI, Mayuko

en KOEZUMI, Mayuko

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 わが国において,ステップファミリーは一見した家族形態や社会文化的な固定観念,相
談支援機関の少なさ等を背景に,自ら口外しない限り表面化しにくい家族である。しか
し,多様なライフスタイルによって,離婚や再婚へのハードルは以前に比べ低くなり,そ
れを機に形成されるステップファミリーも珍しくなくなってきた。三井住友カードは,新
サービスの家族ポイントを訴求するCM で母の再婚によるステップファミリーを題材に
している1)。そこでは家族形態の柔軟性や多様かつ複雑な関係性が描写され,現代のさま
ざまな家族の在り様を支持するメッセージが理解できる。
 一方で,母親の交際相手を加害者とするステップファミリー予備軍も含め,その多様・
複雑な関係性から児童虐待やDV 等の深刻な問題が度々報道されている2)。「子ども虐待
による死亡事例等の検証結果等について(第17次報告)の概要」(厚生労働省 2021)に
よると,統計をはじめた2005年から2021年の17年間で,心中以外の虐待死ケースにおけ
る加害者がステップファミリーである割合は11.9%,心中による虐待死(未遂を含む)
ケースでは1.6%となっている。とりわけ平成30年「子ども虐待による死亡事例等の検証
結果等について(概要)」(厚生労働省 2018)では,ステップファミリー内で起きた死亡
事例が検証事例として取り上げられていることからも,ステップファミリーが虐待リスク
として捉えられていることが分かる。また,医療や学校現場では虐待に加え,居場所問題
の要因としても認識されつつある(石倉 2020,笹倉・井上 2018)。
 こうしたなか,児童相談所では,支援対象がステップファミリーである場合,一時保護
だけでなく加害者となる継親への踏み込んだリスクアセスメントや家族関係全体をふまえ
たアセスメントの実施,そして生育歴を踏まえた寄り添う支援としてのソーシャルワークが求められている(厚生労働省 2018)。また,児童養護施設では,入所児童の約1割以上
が該当者であり,約6割以上の家庭で今後ステップファミリーになる可能性がある現状に
鑑み,措置解除による家庭復帰,家族再統合等にむけた家族ソーシャルワークにおいて,
ステップファミリーに生じる問題の理解や支援方法を学ぶ必要性も指摘されている(大
塚 2018)。
 しかし,ステップファミリーに対する既存の支援方法は,継親子関係をリスクとして捉
え,あるべき家族,あるべき親子関係から減点するアセスメント方法や,離婚・再婚・同
棲等変化する環境へ(継)親も子も適応すること,それにむけ認知や行動を修正する介入
に偏向しているといわざるを得ない。昨今求められているレジリエンス概念(得津 2018,
上田 2021)の活用や醸成を志向する家族ソーシャルワークの必要性からも,ステップ
ファミリーだからこそ抱える葛藤や問題に対し(野沢・菊池 2014,水谷 2014,勝
見 2014,野沢 2015),逆境をどう乗り越えてきたのか,不適応であり続けることにどう
家族が寄り添えたのかといったレジリエンスを可視化できるアセスメント方法が求められ
る。そして,その強みをいかしながら,どのように今の家族へと変容してきたのか,今
後,起こり得る問題や葛藤へどう対処しようとしているのか,そのパワー溢れるステップ
ファミリー形成過程をオルタナティブストーリーとして紡ぎ語れる支援方法を構築する必
要があると考えるのである。
 そこで本論文は,まず,わが国におけるステップファミリー支援の現状を社会資源と支
援方法に焦点をあて文献調査及びWEB サイト調査から整理し,ソーシャルワーク方法の
課題を明らかにする。その課題を踏まえ,ストレングス‒レジリエンスモデルのソーシャ
ルワーク実践方法にむけ期待される方法として活用されている支援ツール「エコスキャ
ナー」と「ライフストーリーワーク」の特性を比較検討し,両支援ツールの応用可能性に
ついて考察する。尚,本研究では,「ステップファミリーでない母子家庭」,「親の恋愛中
のパートナーとの同居」,「不安定な婚姻を繰り返す家庭」「内縁夫」等,多様な記述によ
り描かれる「婚姻関係にないパートナーと形成される家庭」も含め,引用でない限り「ス
テップファミリー」と記述し,継親子関係のある家族形態と同義とする3)。
書誌情報 椙山女学園大学研究論集 : 人文科学篇・社会科学篇・自然科学篇
en : Journal of Sugiyama Jogakuen University. Humanities, Social sciences, Natural sciences

号 54, p. 39-51, 発行日 2023-03-31
出版者
出版者 椙山女学園大学
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 24369632
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AA12013570
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Ver.1 2023-06-20 14:05:10.725554
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